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グリーンキーパーのひとり言60

バンカー排水工事

予報通りの暖冬で、ここ数年にない穏やかな1月を迎えています。
清澄ゴルフ倶楽部では、私が赴任して以来、新年を迎える門松をコース管理スタッフが作成しています。経費削減目的もゼロではありませんが、「自然豊かなコースにある材料で自分たちの門松をつくる」というストーリーに重きを置いています。
例年はクラブハウス玄関に飾るものだけでしたが、今年はグループ会社「セサミスポーツクラブ」より依頼があり、大小合わせて10体もの大仕事となりました。もちろん、主要なコース管理業務の合間に行うので、作成には2週間程度かかりました。4ヶ所のスポーツクラブ(三鷹、大船、向島、東久留米)には喜んで頂いたので良かったのですが、問題は配達でした。配送を業者に頼むと、買った方が安くなりそうなので、私ともう1名のスタッフが軽トラに積み、クリスマスの東京を1周するはめになりました。来年以降の予定は決まっていませんが、現時点では、少しめげています。

  • 門松作成中

  • コース管理作成の門松

  • グループ会社への配達

コース内には、構造的な問題が多々ありますが、雨の多い日本では、排水設備の不備はそのままメンテナンス不良に繋がります。岩盤の上に造成した当倶楽部では、バンカーにも当然排水設備は既存しているのですが、何らかの問題で機能しない場合、改修工事が必要となります。このような工事は、芝の生育が止まっている冬場がメインとなり、今回も休場日を利用して、特に排水の悪いバンカー2箇所を改修しました。
16番ホールのクロスバンカーは、大雨が降ると水が貯まる所にマスがなく、ハザード外への排水管もありませんでした。

  • 大雨で排水の悪いバンカー

  • 水たまり箇所を掘削

  • 新しいマスの設置

  • 排水資材の投入

  • 排水管のつなぎ込み

  • 完成したバンカー

今回の工事では、最も問題となる箇所に地下プールとなる資材を投入し、一杯になったマスからバンカー外に直接排水する改修を行いました。排水管の出口にマウンドがあり、管の勾配をとるのが難しかったので、少し不安はありますが、通水確認では、きちんと流れていたので、水たまりが改善されることを期待しています。
今年も始まりましたが、暖冬とはいえ1月です。一昨年のように雪で長期クローズすることがないように願いつつ、今年もコース管理に精進してまいります。
 
※残念ながら1月19日現在積雪のためコースをクローズしております。

清澄ゴルフ倶楽部 グリーンキーパー 野呂田 峰

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